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23 塩竃神社

[おくのほそ道,宮城県,塩竃市,23 塩竃神社]

23 塩竃神社(しおがまじんじゃ)



地図

塩竃神社 雄島

原文


早朝(そうちょう)塩竃(しおがま)の明神(みょうじん)に詣(もうず)。

国守(こくしゅ)再興(さいこう)せられて、宮柱(みやばしら)ふとしく彩椽(さいてん)きらびやかに、石の階(きざはし)九仞(きゅうじん)に重(かさ)なり、朝日(あさひ)あけの玉(たま)がきをかかやかす。

かかる道の果(はて)、塵土(じんど)の境(さかい)まで、神霊(しんれい)あらたにましますこそ、吾国(わがくに)の風俗(ふうぞく)なれと、いと貴(とうと)けれ。

神前(しんぜん)に古(ふる)き宝燈(ほうとう)あり。

かねの戸(と)びらの面(おもて)に文治(ぶんじ)三年和泉(いずみの)三郎(さぶろう)寄進(きしん)とあり。

五百年来(ごひゃくねんらい)のおもかげ、今目の前(まえ)にうかびて、そぞろに珍(めずら)し。

かれは勇義(ゆうぎ)忠孝(ちゅうこう)の士(し)なり。

佳命(かめい)今にいたりてしたはずといふことなし。

誠(まことに)人能(よく)道(みちを)を勤(つとめ)、義(ぎ)を守(まも)るべし。

名もまたこれにしたがふといえり。

日すでに午(ご)にちかし。

舟をかりて松嶋(まつしま)にわたる。

その間(あい)二里(にり)あまり、雄嶋(おじま)の磯(いそ)につく。

[おくのほそ道,宮城県,塩竃市,23 塩竃神社]

最終更新時間:2010年02月19日 22時33分24秒