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25 雄島

[おくのほそ道,宮城県,松島町,25 雄島]

25 雄島

地図


雄島

原文


雄島(おじま)が磯(いそ)は地(ぢ)つづきて海に出(い)でたる島(しま)なり。

雲居禅師(うんごぜんじ)の別室(べっしつ)の跡(あと)、坐禅石(ざぜんせき)などあり。

はた、松(まつ)の木陰(こかげ)に世(よ)をいとふ人も稀々(まれまれ)見えはべりて、落穂(おちぼ)・松笠(まつかさ)など打(うち)けふりたる草(くさ)の庵(いおり)、閑(しずか)に住(すみ)なし、いかなる人とはしられずながら、まずなつかしく立寄(たちよる)ほどに、月海にうつりて、昼(ひる)のながめまたあらたむ。

江上(こうしょう)に帰りて宿(やど)を求(もと)むれば、窓(まど)をひらき二階(にかい)を作(つく)りて、風雲(ふううん)の中(うち)に旅寝(たびね)するこそ、あやしきまで、妙(たえ)なる心地(ここち)はせらるれ。

  松島(まつしま)や 鶴(つる)に身(み)をかれ ほととぎす 曽良(そら)

よは口をとぢて眠(ねむ)らんとしていねられず。

旧庵(きゅうあん)をわかるる時、素堂(そどう)松島(まつしま)の詩(し)あり。

原安適(はらあんてき)松(まつ)がうらしまの和歌(わか)を贈(おく)らる。

袋(ふくろ)を解(と)きて、こよひの友(とも)とす。

かつ、杉風(さんぷう)・濁子(じょくし)が発句(ほっく)あり。

[おくのほそ道,宮城県,松島町,25 雄島]

最終更新時間:2010年02月19日 22時37分07秒