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48 種の浜

48 種の浜(いろのはま)

地図


種の浜句碑

原文

十六日、空(そら)霽(はれ)たれば、ますほの小貝(こがい)ひろはんと種の浜(いろのはま)に舟を走(は)す。

海上(かいじょう)七里(しちり)あり。

天屋(てんや)何某(なにがし)といふもの、破籠(わりご)・小竹筒(ささえ)などこまやかにしたためさせ、しもべあまた舟にとりのせて、追風(おいかぜ)時のまに吹(ふ)き着(つ)きぬ。

浜(はま)はわづかなる海士(あま)の小家(こいえ)にて、侘(わび)しき法花寺(ほっけでら)あり。
ここに茶を飲(のみ)、酒をあたためて、夕ぐれのさびしさ感(かん)に堪(たえ)たり。

  寂(さび)しさや 須磨(すま)にかちたる 浜(はま)の秋 

  波の間(ま)や 小貝にまじる 萩(はぎ)の塵(ちり)

その日のあらまし、等栽(とうさい)に筆(ふで)をとらせて寺に残(のこす)。

[おくのほそ道,福井県,敦賀市,色浜,48 種の浜]

最終更新時間:2010年02月21日 10時34分30秒